ペット
○犬の鳴き声
日本では一般的に犬の鳴き声は「ワンワン」と聞き做されます。そのため、その鳴き声から犬のことをワンちゃんやワンコやワン公とも呼ばれます。
また英語圏では、犬の鳴き声は「bow-wow(バウワウ)」「bark(バーク)」「howl(ハウ)」など、ロシアでは「Гав-гав(ガフガフ)」、中国では「ワンワン(汪汪)」、韓国では「モンモン」と鳴くとされています。
○犬の気持ち
【犬がうれしい時】
「ワンワン!」と鳴き、シッポを振り耳を立てます。体全体ではねたり回ったりと大騒ぎします。
【犬が遊びたい時】
前足を伸ばしてつっぱり、腰を上げて、ピョコピョコからだを弾ませます。2本足で立ち上がり、前足を飼い主に、すがりつくようにすることもあります。
【犬が悲しい時】
シッポをさげ、目つきも上目づかいで、悲しそうな表情をします。鳴き声も「ク〜ンク〜ン」「ヒ〜ンヒ〜ン」と悲しそうです。
【犬が怒った時】
鼻先にしわを寄せ、牙をむき出し、体勢を低くして攻撃態勢をとります。鳴き声も「ウ〜ウ〜」とうなり声を出します。
【犬が怖がる時】
シッポを後ろ足の間にはさみ込み、警戒しながら逃げたり、はいつくばるような体勢になり、シッポをはさみ込んでふるえたりします。
【犬がまいった時】
ひっくり返ってお腹を見せます。降参した時や服従する時のしぐさです。飼い主や、仲良しの犬とのじゃれあい中によく見られるポーズです。
【犬のあいさつ】
他の犬と出会った時に、相手の犬の肛門のあたりをお互いに匂いあいます。犬の肛門には、匂いの線がありこの匂いで相手の犬を認識します。
【犬の上下関係】
交尾をする時のポーズで、相手の犬に乗りかかる体勢です。この行為をマウンティングといいます。「自分が上だ!」と主張しているのです。
○犬の能力
犬の嗅覚は人の数千から数万倍です。また、犬は聴覚も比較的鋭く、可聴周波数は高く広範囲であり、超音波の笛である犬笛この性質を利用したものです。聴力には、犬種による違いはほとんどみられません。
犬の視覚は、全色盲に近いと考えられています。また、動体視力が優れているため、テレビ画像などはコマ送りにしか見えていません。